ドライアイはさまざまな原因によって発症します。特に多いのが生活環境によるドライアイです。病気が原因でドライアイを発症するケースもあります。
目次
ドライアイの原因
ドライアイは主に以下のような原因によって発症します。
[ドライアイの原因]
>1.生活環境
>2.加齢
>3.眼の病気
>4.眼の手術
1.生活環境
ドライアイの原因の中でも特に多いのが生活環境によるものです。以下に該当する方は生活環境が原因でドライアイを発症する可能性があります。
≪ドライアイをひきおこしやすい生活環境の方≫
- ・パソコンやスマホを長時間見ている方
- ・コンタクトレンズを使用している方
- ・エアコンが利いた室内に長時間いる方
- ・車を長時間運転する方
- ・夜更かしの方
2.加齢
加齢によって涙の分泌量が減少したり涙の質が低下すると眼に涙を保持しにくくなり、ドライアイになることがあります。
3.眼の病気
シェーグレン症候群(涙腺や唾液腺に異常を起こす免疫の病気)を代表とする膠原病やスティーブンスジョンソン症候群(眼や唇などの粘膜や鼻、外陰部などに炎症を起こす病気)など、眼の病気が原因でドライアイになることがあります。眼の病気によるドライアイは症状が重くなりやすいため注意が必要です。
花粉症の方は、花粉症とドライアイを同時に発症することがあります。
4.眼の手術
眼科手術全般で術後一過性のドライアイになる可能性があります。特に屈折矯正手術(レーシック)により角膜を削った方は、ほとんどのケースで慢性的なドライアイになります。
ドライアイ・セルフチェック
ご自身がいくつあてはまるかチェックしてみましょう
眼科手術全般で術後一過性のドライアイになる可能性があります。特に屈折矯正手術(レーシック)により角膜を削った方は、ほとんどのケースで慢性的なドライアイになります。
(※)ドライアイかどうかを診断するものではありません。
ドライアイを診断するには眼科での受診が必要です。
かんたん1問チェック
まばたきせずに10秒間、眼を開けてみてください。10秒間、眼を開け続けられなかった方はドライアイの可能性があります。
症状チェック
- □眼が乾いた感じがする
- □眼が疲れやすい
- □眼が充血しやすい
- □眼が痛い
- □眼がゴロゴロ・くしゃくしゃする
- □眼に不快感がある
- □理由もなく眼から涙が出る
- □眼が重く感じる
- □光をまぶしく感じる
- □物がかすんで見える
いかがでしたか?2つ以上チェックがある方はドライアイの可能性があります。
ドライアイは放置せず、早めの眼科受診をおすすめします
ドライアイは生活環境によるものから、加齢、眼の病気や眼の手術など、さまざまな原因が存在します。原因の多さに加え、軽度~重度まで、症状も幅広いのがドライアイの特徴です。 「眼の乾きが続いている」「眼が痛い」など、眼の違和感や気になる症状があるときには、できるだけ早めに眼科で診察を受けるようにしましょう。
宮田眼科
院長
宮田 健太郎
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