斜視について

  • 内斜視

    左目が内を向いている
  • 外斜視

    左目が外を向いている
  • 上斜視

    左目が上を向いている
  • 下斜視

    左目が下を向いている

右目を正常な位置とした斜視の種類

〈内斜視〉

黒目が内側に寄っている状態を内斜視といいます。
内斜視は主に2種類あります。1つ目は、主に生まれつきの場合、2つ目は遠視が強いために目が内側に寄ってしまう場合です。
後者は弱視を合併していることも多く、幼児から眼鏡による矯正が必要になります。
当院は一般的な屈折測定器が使用できないお子さんの為に手持ちの屈折測定機器を導入していますので、弱視や調節性内斜視の早期発見が可能です。

〈外斜視〉

黒目が外側に向いている状態を外斜視といいます。
外斜視のうち、特に多いのが「間欠性外斜視」です。普段は斜視ではありませんが、ぼんやりしているときや、遠くを見たときに片目が外側にずれてしまいます。
普段は正常な方向へ目が向いているので、視力は発達します。また両眼の視機能も比較的良い状態なので、急いで手術をする必要はありません。しかし、角度が大きくなって両眼の視機能が悪くなったり、御家族が整容的に気になる場合は手術を行います。